TKC 小出絹恵税理士事務所

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過去の執筆原稿より

“なりたい自分になる”方法
2008年11・12合併号

 10年後の自分をイメージする

  

 10年後、どういう自分になっていたいですか?
 なりたい自分の姿を強くイメージしてみてください。
○木々に囲まれた緑豊かな広々としたオフィスで、50人の従業員が生き生きと働いている。その社員に指示を出しているさっそうとした社長!そういうご自分の姿なのか。
○ご子息に社長職を譲って、ご自分は会長として、月に一度の役員会に顔を出す程度で、悠々自適な毎日を送るご自分の姿なのか。
○5つ目の店舗の開店準備に多忙な日々を送るご自分の姿なのか。
○お孫さんやご家族に囲まれて笑っているご自分の姿なのか。
○出来上がったマイホームを見上げて、喜びをかみしめるご自分の姿なのか。
 いかがですか?

脳をだまして夢を実現する!

   

 人間の脳は、“現実”と“イメージ”とを区別することができないのだそうです。
 だから、自分がなりたい姿を思い描いていると、そうなるように脳が働くというのですね。
 イメージは具体的であればあるほど良いのだそうです。だから、もし、マイホームを建てたいというのであれば、建てたい家のイメージに近い写真を貼って、
 「こういう家を建てるぞ!」と心から念じ、そういう想いでいつもその家の写真を見つめていると、10年後にはその家を現実に手にすることができるようになっているのだとおもいます。


想わないとなれない!?

「イメージ(想う)したようになる」ということは、裏を返せば、想わないものにはなれないということになるとは思いませんか。
 稀には、「想ってもみなかった展開で・・・」ということもありますが、想ってもみないことが実現する可能性は、やはり低いとおもうのです。
 成功した人は、目標設定が明確で、かつそれが確固たるポリシーに支えられているように思います。
 “漠然とした夢”を、“10年後になりたい自分”に置き換えることによって、より具体的にイメージすることができるようになり、その具体的なイメージが、その人をその実現に向けて行動させるようになるのです。 それはなりたい自分になるための行動ですか?
 なりたい自分になるために、潜在意識に働きかけること。それと並行して、意識して自覚的に行動することが近道です。
 行動するときに、
@これをすると“なりたい自分”に近づけるか
A“なりたい自分”から遠ざかってしまうか どちらの行動であるのかを考えて、近づくと思う行動をとるのです。
行動を意識して行うことによって、それまでの自分の習慣や癖、なまけ心と向き合ってみます。


なりたい自分になるために!

 素直で、前向きに仕事に取り組んでいる人は、明るいですよね。周囲まで明るくしてくれます。そういう人は運も呼び込みそうです。きっと、困難に出合っても、協力者や助けてくれる人が現れたりするのではないかと思います。
 サブプライム問題やら、資源高騰やらで、景気後退が否応なく襲ってきています。現状が大変だと、「10年後を考える余裕などない」ということもあるかもしれません。
 でも、こういう時だからこそ、10年後のご自分の姿を思い描いて、今を辛抱するということもできるのではないかと思います。
 根気強く、粘り強く、ポジティブに、目の前にあることに誠実に、精いっぱい頑張ることで、10年後の未来が開けます。
 きっと道は開けます。


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経営承継円滑化法・第二弾
2008年10月


遺留分と聞いて???

遺留分と聞いて、
 「何、それ?」
という人はある意味幸せと言えるかもしれません。
“遺留分”などという耳慣れない言葉を聞く機会は、あまり多くはないと思いますが、この遺留分に悩まされている人が少なからず居るのも事実です。
 それだからこそ、国が、遺留分を定めた民法の規定に特例を作ってまで、中小企業の経営承継における障害を取り除こうとしたわけです。

遺留分とは

遺留分というのは、遺言によっても犯すことのできない、相続人に保障された最低限の遺産の取り分といえるものです。法定相続分の1/2で、配偶者、子、親にはありますが、兄弟姉妹にはありません。
 そのため、遺留分をめぐる紛争は、ほとんどが子供の間で起こっています。
   最近、遺言書を作成される人が増えていますが、それで相続の紛争がなくなったかと言えば、さにあらずで、“遺留分減殺請求”が増えているのです。
 帝国データバンクの「平成18年度中小企業の事業承継実態調査報告書」によれば、遺言又は死因贈与があった場合の「他の相続人からの遺留分減殺請求」がなされた割合は10.2%になっています。
 中小企業の経営承継においても、この遺留分減殺請求の増加が予想されるわけで、この問題の解決のために創設されたのが、「遺留分に関する民法特例」なのです。

自社株式の贈与を受けた後継者は

すでに、代表取締役であった父親から、後継者である息子に、自社株式の贈与を行っている場合も多いと思います。
 父親の相続にあたって、この生前贈与が問題となるのです。父親の生前に長男に贈与された株式は、父親の相続時に、なんと遺留分の計算に算入されることになるのです。それも算入される金額は、贈与時の価額ではなく、相続時の価額なのです。
 他の相続人から、自分の遺留分を侵害されたと遺留分減殺請求を起こされると、その解決のために、事業用資産を売却せざるをえなくなり、その結果、事業が継続できなくなるという事態も起こっているわけです。  遺言書の作成によっても、相続の紛争を防止することができないのです。

 中小企業の経営者や個人事業主の相続財産に占める事業用資産の割合は2/3になります。スムーズな経営承継のためには、現経営者の相続問題の解決が不可避なのです。  後継者以外の他の相続人から、遺留分減殺請求が起こされたら、経営承継は非常に困難なものになります。

この遺留分の問題解決のために、
@生前贈与された自社株式を遺留分の計算から除外したり(除外合意)、
A遺留分の計算基礎となる自社株式の評価額を贈与時の時価にすること(固定合意)ができるようにしたのです。

 もっとも、これには、いろいろな要件があります。推定相続人全員による書面による合意、経済産業大臣の確認、家庭裁判所の許可 も必要になります。

親の目の黒いうちに

遺留分とはいえ、その分を必ず相続させなければならないというわけではありません。相続人全員が合意すれば、どのような分割も可能です。

 しかし、相続が争続になってしまうのは、多くの場合、両親ともに亡くなり、子供達だけの相続になった時が多いものです。

 代表者である父親の目の黒いうちに、
次期後継者を指名し、
その子に自社の株式を集中していく!
後継者に対する株式集中によって、経営の安定化を図ること!

今回の経営承継円滑化法の目的はそこにあるようです。


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経営承継円滑化法で相続が変わる!?
2008年9月

中小企業経営承継円滑化法成立


 中小企業白書(2006年版)によれば、「年間廃業社数約29万社のうち、約7万社が後継者がいないことを理由に廃業している」といいます。これは、廃業した会社の4社に1社の割合です。

 後継者問題に、相続時の遺産分割問題、資金需要、相続税負担・・・。

「我が国の経済の基盤を形成している中小企業について、代表者の死亡等に起因する経営の承継がその事業活動に影響を及ぼすことにかんがみ、中小企業における経営の承継の円滑化を図るため、遺留分に関する民法の特例を定めるとともに、中小企業者が必要とする資金の供給の円滑化等の支援措置を講じる必要がある。」

(法案提出の理由)として、「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」(中小企業経営承継円滑化法)が今年の5月9日に成立しました。

 10月1日から施行されます。来年の相続税法の改正もこの一環で行われます。

この法律の骨子は以下の3つです。
@民法の遺留分に関する特例
A金融支援
B相続税の課税の特例


遺留分の計算に入らない!?

 先代とともに苦労して会社を大きくした後継者が、相続で揉めると、他の相続人から遺留分を請求され、

「自分が父親と一緒に苦労して会社を大きくしたのに、業績の良い会社は株価も高くなって、それが遺留分にも反映され、相続税も遺留分も増え、結果として事業承継がますます大変になってしまった。」と嘆く姿がありました。

 この点が考慮されて、生前に贈与された同族会社の株式について、

一定の要件を満たすことを条件に、遺留分の計算にあたって、

@生前贈与株式を遺留分の対象から除外する。
A生前贈与株式の評価額を予め固定する。

というように、遺留分に関する民法の規定に特例を設けたわけです。


相続税が変わる!!

 相続税についても、一定の要件のもとに、中小企業の自社株式に係る相続税の80%納税猶予の特例が設けられる予定で、改正は来年ですが、今年の10月1日以後の相続に適用されることになっています。

 自社株式を相続するときの税負担の8割を軽減(納税猶予)するということですから、経営承継を支援するための相続税法改正であることは間違いありません。

 しかし、今回の相続税法の改正は、それだけではないのです。実は、相続税の計算の仕方が抜本的に変わるのです。
 今までは、被相続人単位で、遺産にかかる相続税の総額を計算し、それを実際に取得した財産の割合で各人が負担するという計算方法でした。これを、改正案では、相続人一人毎に計算する方法に変更するというのです。その結果、相続人ができるだけ均等に財産を相続する方が税金が安くなるということになります。

 戦後、相続が「長子相続」から「均分相続」に変わったことによって、家や家族のあり様が変わったと言われますが、来年の相続税法の改正で、その傾向はますます強まることになると思います。

 たとえば、“小規模宅地の評価減”の適用にしても、今までであれば、土地の評価が下がり相続税額の総額が少なくなることは、相続人全員の利益になることでしたから、「評価額が一番下がるように」という視点で、小規模宅地の評価減を適用する土地を選択することができました。

 しかし、相続税法が改正されると、そういうわけにはいかなくなります。後継者の選定、遺産分割、これからの相続にはより計画性が求められるようになると思います。

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気づきと再確認
2008年8月

いつも言っていることなのに!

ある会社の社長さんが言っておられました。
「いつも、自分がクライアントに言っていることなのに、自分のこととなると、意外とできていないものですね。」

 その方は、顧客企業のホームページを製作されている会社の社長さんなのですが、
「ホームページの効果を上げるためにはどうすれば良いか。」という提案を企業に行うときに、いつも、"目標設定の大切さ・必要性"を話しているのだそうです。

 ところが、自分の会社については、そのことをすっかり忘れてしまっていた、ということに気がついたと言うのです。

「いつも自分で言っていることなのに・・・」
「他人のことは分かるのに・・・」

 そうですね。自分のこととなると、意外とおろそかになっていたり、忘れてしまっていたりすることがあるのかもしれません。

 だからこそ、外の人と話すことによって、自分の中にある知識や情報が呼び戻されたり、気づきがあったり、ご自分の考えの整理ができたりするのだと思います。


自分の考えと同じだよ!

 本を読んだり、セミナーを聞いたりしたときに、

「これって、自分が普段、考えていることと同じだ。」

と感じられることがあるのではないでしょうか。

 そうなのです。

 まれに、"全く新しい考え"や"自分には思いもよらなかったアイデア"に驚かされることもありますが、多くの場合は、「自分の考えと一緒だ!」と感じることが多いはずです。

 それは自分が同意できない考えには、そもそも聞く耳を持たないので、情報として入ってこないためではないかと思うのです。

 そうだとすれば、「同じ考えだ!」「良い考えだ!と感じたときには、ご自分の中で受容できる状態になっているわけですから、それを行動に移すことができれば、懸案が一つ一つ解決していき、想いが実現していくはずです。

 ところが、そうは言ってもなかなかそれができないのがつらいところです。それができる人(会社)と、分かってはいるのだけれどできない人(会社)とでは、やはり差が出てくるのは仕方がないと思うしかありません。

 ただ、だからと言って諦めないで欲しいのです。やりたいと思ったことは、いつも頭の隅に置いておき、まずは、やれることからやっていくというのはどうでしょうか。


身の丈に合った経営!

 誰でも上場企業の社長になるわけではありません。国際競争の中で、生き残りをかけたビジネスの世界に身を置くなんて、とても誰でもができるというものではありません。

 「社長、○耕作」、あの作品の中の社長は、次々と交代しています。ビジネス環境が厳しいということと、社長の人材が豊富であるということの二つの理由があると思います。

 しかし、中小企業では、社長交代はたやすくできることではありません。人材の問題と、社長の相続問題がからむからです。

 ですから、社長は、健康に留意して、現状と折り合いを付けながら、とにかく会社を経営していっていただくこと(継続)が大切になります。


身の丈は伸びる!

 まずは継続が大切なのですが、会社が継続していくためには、会社にも体力が必要です。それが内部留保であり、商品力であり、技術力です。

 社長の志が強ければ、会社は大きくなります。

だから、社長がご自分の大きさを決めてしまったり、諦めてしまったりしなければ、社長も会社も伸びて行くと思います。

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人を動かす!!
2008年7月

短く!簡単な言葉で!繰り返し!

経営は人、物、金をどう上手く動かすかにつきるわけですが、その中でも、会社の規模に関わらずどの会社にとっても共通する課題が、“人”の問題です。

「給料を払っているのだから、社長の言うことをきけ!」と言う時代でもありませんし、それで社長さんの思い通りに社員さんが動いてくれるわけでもないでしょう。

そもそも、社長の思い通りに動けというのであれば、まず、社長の考え(想い)を社員さん達に伝えなければなりません。
そのためには、誰にでも分かるように、短く簡単な言葉で、繰り返し言い続けなければなりません。できれば言葉だけではなく、具体的にどういう行動をすれば良いのかを、実際にやってみせると効果的です。

“やる気のない人はいない!”

私はいつもそう思っています。 一時的にやる気を無くしている人がいたとしても、その人がやる気を出す方法がないものかどうかを考えて、様々な働きかけをしてみます。

そのときに、忘れてならないことは、
「社員さんは社長さんと同じではない!」
「社長さんが考えていることが、以心伝心で社員さんに分かるものではない。」
ということです。

「いちいち言われなくても、これくらいの事は分かってくれよ。」と要求するのは、無理!だと思っていた方が良いということです。


社員の目標→会社の目標

 人は“他人事”と思っていると、どこ吹く風で、われ関せずの“傍観者”となってしまいます。
 傍観者となっている社員を動かすのは並大抵のことではありません。

 他人事から自分事にさせることができれば、“やらされる”から“自分からする”に変わります。そのために、上司や経営者は苦労しているのです。

 会社の目標→個人の目標

 普通、経営者は、会社の目標をそれぞれの社員に落とし込み、社員一人一人の目標を設定します。
 これは、社員さんにとっては、上から押しつけられた目標と感じられます。人は押しつけられたものには拒否反応を示します。面従腹背などという事にもなりかねません。これは、経営者にとっては、辛いものです。


個人の目標→会社の目標

 これに対して、社員一人一人がそれぞれ自分の目標を持ち、自分の目標が達成されると、自分にとってどんなに良いことが起こるのかを想像し、期待して行動するのとでは、大変な違いです。目標は押しつけられた他人の目標ではなく、自分のために頑張る目標であるわけですから、頑張りも自ずと違ってくるというものです。
 もっとも、“自分のためにする”というと、何か利己的に見えるかもしれませんが、それが結果として、会社の目標達成につながるというのであれば、会社にとっても大いに結構なこと、社員も会社も幸福です。
“他人事”より“自分事”
“やらされる”より“自分でする”
“言われる”より“気づく”
 これらは、全て自分が主人公、主体的に動くということにつながります。


社員にやる気を出させるには

 では、社員が自発的に会社の目標達成にも役立つような目標設定をしてくれるかと言えば、それはなかなか難しいことです。

 私ども税理士事務所のような専門サービス業であれば、税理士試験合格という個人目標が、事務所の業務品質向上にもつながりますが、他の業種ではなかなか・・・。
 まずは社員の話をよく聞いて、社員の考えを引き出すようにします。

 話をしているうちに、社員自身が自分で何をすべきかに気づき、その成果をイメージすることができれば顔が輝いてくると思います。

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開業計画/お店を持つ【コーヒーショップの例】
2008年6月


1.どういうお店にしたいですか?

お店を始めるにあたって、どういうお店にしたいのか、

客層は? 内装は? 顧客単価は? 1日の来店客数は?

といった数字を想定して、売上目標を設定します。
本来ならば、ご自分が作りたいお店のイメージに合う場所を探すことから始めるのが理想です。
毎月の家賃を単純に比較して、「家賃が安いから決める」というものではありません。家賃が高くても、客層、客数、客単価が合えば良いのです。逆に、いくら家賃が安くても、売上が上がらないことには何にもなりません。


2.1ヶ月にかかる経費は?

1ヶ月分の経費がいくらかかるかを試算してみます。
コーヒー豆代金や食材等の仕入代金はもちろんのことですが、それ以外にも店舗家賃、電気・ガス・水道代、消耗品費等の経費がかかります。
従業員を雇えば給料も必要です。もちろん、社長さんご自身の給料(役員報酬・ご自分の生活費)も取れないと困りますよね。
上記の1ヶ月の経費を集計した分と、売上高が同じであれば、損益トントンということになります。



3.売上と経費のバランスは?

ご自分の描いた喫茶店のイメージで、経費が賄えそうですか?
あくまで、これは試算です。上手くいきそうな試算結果が出れば、ちょっと安心して始められます。そうは言っても実際にやってみなければわからないことですから、支出は慎重になさっておかれる方がよいと思います。
逆に、厳しそうな試算結果であれば、計画を見直すことも必要かもしれません。
店舗の立地自体から計画を変更することができるのでしょうか?開業準備がどこまで進んでいるかによって、対処方法は違ってきます。


4.実績値との比較

実際にショップを始めたら、実績値との比較をしながら、店舗経営を進めます。
売上高や経費は、予定どおりでしょうか?
客層はどうですか?
1ヶ月の売上高を営業日数で割れば、1日当たりの売上高が計算できます。予定の売上高は上がっていますか?


5.実績より少ない場合

○何が原因なのでしょうか?
計画したときと、何かの条件が違っていますか?

違ってしまったことがあれば、それは一時的なものですか、それとも今後にもずっと影響することでしょうか。

たとえば、店舗前道路の工事で2週間ほど開店休業状態だったということであれば一時的な事ですが、店舗の近くに競合店が出来たということならば、その影響は今後もずっと続くことになります。
そもそも、計画はあくまで予定ですから、計画どおりに行くことの方が少ないと思って頑張るしかありません。



6.どう頑張るか

売上は大切ですが、売上が全てなのではなくて、経費を引いた後に利益が残っていることが重要です。いくら売上が上がっても、経費倒れでは仕方がありません。
利益を出すためには、まず、粗利益が出ていることが最低限の条件です。
粗利益がマイナスでも許容されるのは、「損して得とれ!」の“一時的、一部商品のみ”の場合だけです。
経常的に赤字の仕事は事業としてはやってはいけない仕事なのだと思います。
赤字を出さないためにはどうすればよいのでしょうか。それは、
@売上を上げる。
A売上原価を下げる。
B経費を少なくする。

この3つの組合せの中に、全てが含まれています。ご自分の会社なのですから、思ったらやってみること!
気が付いたら即、行動に移すことです。小回りの利く会社です。走りながら考えませんか。

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「できる人」と「できない人」の違い!!
2008年5月

目標に近づく行動を選ぶ!!

 ちょっと達成が難しいと思われるような目標でも、結果として、ぎりぎりのところで達成できてしまう人と、「もうちょっと!」というところで達成できないで終わってしまう人とがいます。

そういう時、人は「あの人は運が良い!」とか「あの人は運が悪い!」とか言いますが、
注意してみると、運の良い人はいつも運が良くて、運の悪い人は何だかいつも運が悪いようにみえます。

こうなると、運だけではなく、何か他に原因があるのではないかと思えてきます。

 人には癖があります。
 実は、考え方にも習慣や癖があるのです。
 ぎりぎり追いつめられた時に、諦めてしまう人と最後まで頑張る人とでは、到達点が随分違うように思います。

 「今さら、考え方を変えろと言われたって、そんなの無理だよ。」という声が聞こえてきそうです。

確かに人の性格を変えるのは至難の業です。しかし、性格を変えることは困難でも、具体的な行動を変える事は比較的容易にできます。

そもそも、行動しないことには、何も始まりません。
あなたが目標を達成したいと本当に望んでいるのであれば、“目標に近づく行動”をしましょう。

そのためには、自分の行動が目標に近づくものなのか、
目標から遠ざかるものなのかを考えて、目標に近づく行動を選択して行くようにします。



気分と上手につき合う!!

 いつも元氣な社長さんでも、たまには落ち込むことがあるでしょう。

でも、気分が落ち込もうが何しようが仕事はきちんとしなければなりません。
 「社長はつらいよ!!」
 そうです。そのとおりです。社長さんはつらいのです。しんどいときには、弱音を吐いても良いのです。(但し、相手を選んで下さいね。)

自分の弱さも受けとめて、弱音を吐いてしまいましょう。

自分の内で一人だけで頑張らないで、実際に弱音を声に出して吐きだしてしまいましょう。“弱音を吐くことで強くなる”のです。

 “気分はお天気のようなもの!”と考えれば気持ちが楽になります。

 弱音を吐かない人は確かに強い人です。でも、気持ちでは頑張ろうとしていても、限度を超えれば心や身体が壊れてしまいます。

 「休んでいると却ってストレスがたまる。仕事をしている方が良い。」と言っていた友人が、心臓発作で倒れました。
医者から「たとえ、気持ちは落ち着かないとしても、身体は週に1日は休めないといけない。」と厳しく言われたそうです。



仕組みを作る!!

 具体的に行動するためには、仕組みを作ることも大切です。

最近、私が始めた朝の儀式ですが、
起きる前に、ベッドの上で手帳を出して、今日一日の予定を確認した上で、行動を具体的にイメージしながら、気づいたことを手帳に書き込むようにしています。

明日の予定、今週の予定も目を通すことで、今日、確認しておくべきことに気づくことも多々あります。作業効率も上がりました。

 どうも、仕事が予定どおりに進まないと思っておられる方は試してごらんになりませんか。



やり方ではなく、“あり方”!!

 ところで、目標を達成できるか否かの違いは、その人の“想い!あり方!生きる姿勢!”の違いにあるのではないかと思うのです。

「どういう人生を歩みたいのか。」「何のために会社をやっているのか。」
「何が自分の喜びなのか。」
「どういう時に幸せを感じるのか。」

 自分はどうありたいのか。“ありたい自分”を意識し、そういう自分になるための行動を日々積み重ねていると、その人にとっては、目標達成は結果ではなく、必然になるのだと思います。

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大違い! 不動産譲渡の税金
2008年4月


増えた譲渡の申告


 今年の確定申告で目立ったのは、譲渡所得の申告が多かったことです。

 私の事務所のある下北沢の地価も随分と上がりました。

 業者の方からは、「ミニバブルですよ。もう、良い土地はなくなってしまいました。」という話を聞きます。

 昨年の夏あたりが、最近の地価上昇の頂点だったのではないかという話も聞きます。

 譲渡所得の申告が多くなった理由として考えられるのは、
 地価の上昇と、高齢化(相続、事業承継)なのではないかと思っています。 

 最近の確定申告を見ていると、傾向が見えます。

 19年は不動産の売却が多かったのですが、
 18年は株の売却損、
 17年は株の売却益の申告が目立ちました。

 確定申告を見ていると、これからは、日本も資産運用が重みを増す時代になってきていると感じます。



不動産を売却したときの税金

  不動産を売却して利益が出たら、確定申告をしなければなりません。

 たまたま、売却価額と購入価額が同じだったとしても、建物には償却がありますから、差引ゼロとはならないところがちょっと面倒だったりします。

 そのかわり譲渡にかかった費用(譲渡費用)が差し引けますし、
 相続税財産を売却した場合には、一定の条件をクリアすれば、相続税が差し引けたりします。

 同じ“不動産の売却”とは言っても、税金の計算はいろいろなのです。



居居住用不動産の譲渡

 居住用不動産を譲渡した場合に、“3,000万円の特別控除の特例”があるということは、ご存知の方も多いと思います。

 ところが、「え!これって居住用財産の譲渡にならないの?!」ということがあります。

 実は、居住用財産の特例は建物が中心になっているのです。

 そのため、ご自分が住んでいる住宅を売却することになったときに、敷地はご自分のものであったとしても、建物にご自分の名義が入っていないと、各種特例の対象にならないのです。

 もっとも、近年はバブル崩壊の影響で、売却益ではなくて、譲渡損が発生する場合も多く、確定申告をして、マイホームの売却損を給与所得等と通算して税金の還付を受けたり、引ききれなかった損失を繰り越して、翌年以後の給与所得等から控除を受けるという方も少なからずおられます。

 しかし、その場合でも、建物に名義が入っていることが前提です。



居居住用不動産の譲渡

 母親と長女が同居している戸建て住宅(土地:母2/4、長女1/4、二女1/4。建物:長女1/2、二女1/2)を売却しました。

 長女は3,000万円の特別控除が利用できるので税額0、
 二女はその住宅に住んでいないので、通常の譲渡所得となり、長期譲渡でしたので、税率20%(所得税15%、住民税5%)がかかります。

 問題は母親の分です。

 上記のとおり、建物に母親の名義が入っていません。
 こうなると、原則として、母親には3,000万円控除の特例の適用がありません

 例外的に、同居している長女が、3,000万円の特別控除を使いきれなかった場合には、その残額分だけ、母親の譲渡所得から控除することができるのです。税率も条件に合えば、軽減税率を適用できます。


マイホームの取得は

  共働きのご夫婦が住宅を取得される場合には、それぞれがローンを組んで、資金を出し合い、お二人の共有名義にされておかれるとよろしいのではないかと思います。

 そうすれば、何らかの理由でマイホームを売却しなければならなくなったときにも、それぞれが居住用財産の譲渡の特例を受けることができます。

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事業承継クローズアップ
2008年3月

事業承継の現状

“事業承継”と言えば、“親から子へ、子から孫へ”と親族間で承継されていくというイメージがあると思いますが、実際はどうなっていると思われますか?
 最近は子供への承継(41.6%)と親族以外への承継(38%)とがほぼ同じ位の比率になってきています。残りの2割が子供以外の親族への承継(20.4%)です。

 20年以上前には、子供への承継が8割近く(79.7%)、子供以外の親族へ承継(13.9%)を足すと、93.6%が親族間での承継で、全くの他人への承継は6.4%でしかなかったのですから、随分と様変わりしてきていると言えます。

(注)
 今流行の“M&A”、会社を売却するということも事業承継の選択肢の一つになってきました。
 しかし、他人に事業を承継しようとすると、ネックとなるのが、個人保証や担保の問題なのです。


日本の中小企業は

 わが国の中小企業の90%が同族会社です。親族で株式を所有し、「株主=社長」所有と経営が一体となっています。株式ばかりではなく、社長個人の資産を事業に使っている等、社長の個人資産と会社の資産とが混在一体となっている場合が多いのです。

 社長が会社の借入金の保証人になっているのは当たり前のような状態ですし、社長の個人資産を会社の借入金の担保に提供している場合も多くあります。

 このような場合には、事業承継をすることは、会社の債務や個人保証も含めて承継することを意味することになります。
 個人資産を会社の事業に使い、経営者が会社の借入金の保証人や担保提供を行っている会社では、子供や親族以外へ事業承継を行うことは極めて難しいのが現実なのです。

 「優秀な幹部社員に承継して欲しい」とか、「従業員も含めて会社を買い取ってくれるような会社はないだろうか。」と、親族以外への承継の可能性を考えるのであれば、他人でも承継できるような条件や環境を意識して整えていく必要があります。

 オーナー社長の相続財産の7割が自社株を含めた事業用資産となっていますので、事業承継は相続問題でもあります。

相続人の中で、事業を引き継ぐ者が、事業用資産を相続することが重要なのです。

 この当たり前のことが、遺産分割協議書や遺言書の中で抜け落ちている場合があります。


困った公正証書遺言の例

 わざわざ公正証書遺言を作成しているのに、その公正証書遺言で遺産分割が完了しなかった例をお話したいと思います。

 弁護士さんからの紹介で相続税の申告手続をさせていただきました。
 被相続人はお母様です。お父様はすでに他界されていて、相続人は長女と長男、それだけなら、兄弟仲が良いので、相続の問題が発生する心配もないのですが、ちょっと事情があって、お母様には相続人が他に3人いらっしゃいました。そのことを心配されたお母様が公正証書遺言を作成されておかれたのです。


遺言書には
   遺言の趣旨
第1条 遺言者は、遺言者の所有する下記の土地、建物、現金・預貯金債権その他を含む一切の財産を、遺言者の長男○○○○(昭和××年×月×日生、以下長男○○という)及び遺言者の長女○○○○(昭和×年×月×日生、以下長女○○)に均等の割合で相続させる。
   記
(1)土地
 所在・・・・
(2)建物
 所在・・・
と記載されていました。
 これを受けて、弁護士さんは、遺言書の趣旨に基づき、指定相続分を均等になるように長男と長女との間で遺産分割協議を行い、土地、建物を長男に、現金・預貯金の全てを長女が相続するという遺産分割協議書(案)を作成されました。

 助言を求められた私は、会社の株式と会社に対する貸付金を長男が相続するように文面に入れていただくようにお願いしました。

 このことで、「何か変?」と思われませんか? 
 均分?
 他の3人の相続人は?

 紙面の関係上、詳細につきましては、個別にお問い合わせいただければお話させていただきます。

 遺言書をお書きになるときには、土地・建物等の不動産については「誰々に相続させる」というように、できるだけ単独で相続させるように記載されることをお勧めします。共有での相続や今回のような相続分の指定の遺言書は避けた方がよいと思います。



事業承継のポイント


 事業承継を行う上で大切なことは、

1,事業用資産(特に自社株)は後継者に集中すること!
 「取り敢えず法定相続分で」とか、「自社株は長男に経営は次男に」というようなことは避けた方がよいと思います。問題の先送りはしないようにしましょう。
2,後継者以外の相続人への配慮を忘れずに!
 遺留分減殺請求も増えています。遺言書があるからと言って安心はできないのが昨今です。後継者以外の相続人に対して、何を相続させるのか。分けやすい形で相続財産を残すことや、後継者自身に資金準備をさせる等の方策を講じる必要もあります。

3,事業承継は迅速に
 事業承継をスムーズに行うためには、相続手続が迅速に行われること、遺産分割がスムーズに行われることが必要です。
 相続が発生すると、会社の預金は下ろせますが、被相続人個人の預金はクローズされてしまいます。事業のキャッシュフローに悪影響を及ぼす心配もあります。社員の不安を招いたり、会社の信用問題にもなりかねません。迅速に行うためにも、円満な遺産分割が大切です。



自社株式の相続が変わる!?

 中小企業の事業承継税制も大きく変わりそうです。平成20年税制改正大綱では非上場株式等について、平成20年10月以降発生する相続分より「課税価格の80%に対応する相続税の納税を猶予する制度」を導入するとしています。つまりは、自社株の相続にかかる税金がとりあえず2割ですむかもしれないということです。“とりあえず”と言うのは、納税の猶予であって、免除ではないからです。

もっとも株式を相続し事業承継した相続人が、死ぬまでその株式を保有し続けた場合等、一定の場合には猶予された相続税が免除されることになりそうです。

 ただし、これが適用されるためにはいくつかの条件があります。被相続人は会社の代表者であった者で、同族株主グループで50%超の株式を保有し、かつ筆頭株主であったこと(後継者である相続人は除きます)

 対象となる相続人は、会社の代表者であり、同族株主グループで50%超の株式を保有し、かつそのグループ内で筆頭株主になること。5年間事業を継続(代表者継続、雇用の80%以上を維持すること)し、経済産業省の認定を受けること。株式を死亡するまで保有し続ける事等です。

 しかし、相続税の課税方式を遺産取得課税方式に改めることを検討しているようですし、相続税の総合的見直し(基礎控除の引き下げ?)も検討するとしていますから、どのようなものが出てくるのか、手放しでは喜べないかもしれません。

(注)資料(株)東京商工リサーチ
「後継者教育に関する実態調査」(2003年)

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起きあがれば良いんです!
2008年2月



起きあがれば良いんです!

人生でも会社経営でも、百戦百勝なんて無理、思い通りに行かないことの方が多いと思っていた方が、気が楽というものです。

 失敗することを恐れるあまりに、何もしないでいることの方が、リスクになる時代になりました。

 宮本武蔵は、勝負に負けたことがないと言われます。もっとも、一部には、勝てそうな相手とだけ戦って、勝てそうもない相手とは勝負をしなかったからだという話もあったりしますが、実際のところは分かりません。

 いずれにしましても、“絶対に負けない”ということは、そもそも無理なことだと思うのです。 

 勝つことは確かに大切です。
 しかし、勝つことにばかり拘っていると、負けに対する耐性がないために、負けたときに立ち上がれなくなってしまうこともあるようです。

 柔道も受け身から始めます。スキーも転び方から習いました。大切なのは、負け方と負けたら起きあがることの二つだと思います。 

 “おきあがりこぼし”のように、倒れてもまたすぐに起き上がれば良いのです。そういう打たれ強い力が本当の強さなのだと思います。



原因分析ばかりしていないで

日本人は真面目すぎるのか、失敗したり、上手く行かなかったりすると、その原因を考えてしまいます。

 なぜ、お客様が減ったのか。
品揃えが悪いのか、客層と合っていないのか・・・。
商店街に魅力がないから、地域経済が落ち込んでいるから、・・・

それが日本経済の問題になり、アメリカのサブプライムローン問題にまでなります。

 原因を分析することは、それはそれで大切なことです。
 しかし、何であろうと、自分の店は自分の店で、やるべきことをやるしかないのです。


 やるべきことって?

 それは、真心をもって、お客様に喜んでいただける商品・サービスを提供することではないですか。

 原因分析に時間を費やしているよりは、その時間をお客様に振り向けることの方が、お客様には喜んでいただけるように思います。



心の習慣を変える

 癖や習慣はなかなか変わりません。人の心や考え方にも癖があります。
 何につけ考え込んでしまう人は、
「考えても仕方がないから、考えるな!」と言われても、やっぱり考えてしまうのです。それが、その人の心の癖なのです。
 「“××”を考えるな!」と言われると、その“××”の事を考えてしまうのですね。

 だから、“××”の事を考えないようにするのではなくて、別の“○○”な事を考えるようにすると良いのです。

 “××”を忘れようとすると、実は、“××”から離れられないのです。他のことに夢中になっていれば、いつの間にかその事を忘れています。

 「××しない」ではなく、「○○する」というように、思考方法を変えてみましょう。切り替えが早くなり、意識と行動が前向きになると思います。



氣をもらう

 自分だけでは、心の切り替えが上手くできないのであれば、他人の力を借ります。元氣な人の話を聞くと自分も元氣になります。元氣な人の傍にいるだけで、その人のエネルギー(氣)の恩恵を受けることができるのです。

 “セミナーに出席する”というのも、効果的だと思っています。元氣な講師のお話を聞いていると、
“目から鱗”と思える発見があって、新たな視点から自分や会社の置かれている状況を見直してみると、やれることがまだまだあることに気が付いて、「また頑張ろう!」という気持ちになれることと思います。



運を引き寄せる!

 今年の新年会では、いくつビンゴをなさいましたか?
 「私、ビンゴは、全然ダメなの。」と言う方もおられれば、「結構、私はビンゴ強いですよ。」と言う方もいらっしゃって、ビンゴが始まると、皆、つい真剣になってしまいます。

 ところで、皆様は、ビンゴに強い人、弱い人というのがあると思われますか?
 もし、それがあるとしたら、両者には何か違いがあるのでしょうか?

 統計をとったわけではありませんが、私には、どうも違いがあるのではないかと思えるのです。
 それは、先日、新年会で隣り合わせた方の行動を拝見していて感じたものです。
 さて、余興としてのBINGOが始まりました。普通の人は、「当たったらラッキー!」というぐらいの感覚で、ゲームとして楽しまれることと思います。

 ところが、その人は、“運は引き寄せるもの”なのだということを実践していらしたのです。 
 その人は、6人の賞品獲得者の最後にBINGOになったのですが、1番にビンゴになった人のところに行って、その人に握手をしてもらったそうです。
 「1番の人から運を分けて貰ったのですよ。」と言われるのです。
 「そういう事って、大切でしょう!」
 と言われると、
 「なるほど、そういうものかもしれない。」と思います。皆様はどう思われますか?

 たかがBINGOゲームですが、今にして思えば、その方は、「必ず当てる!」という強い意志を持っていらしたように思います。

 「次ぎ○番、○番出して!」と声をかける人は、よく見かけます。しかし、わざわざ前に出ていってまで、それを言う人は少ないと思うのです。

 “執念”とまで言っては言い過ぎかもしれませんが、“何事も疎かにしないで取り組む!”という姿勢は、学ばなければいけないと思いました。



マイペースのマラソンを走る


 運を引き寄せろ!
 戦略を立てろ!
 立ち上がれ!
  ・・・・・

 そういう風に、お尻ばかり叩かれていると、疲れてしまって、
 「もう、いいよぉ〜。」と、何もかも放り出してしまいたくなってしまいます。
 確かに、上場企業の社長であれば、突っ走れなくなったら、辞めなければいけないと思います。

 「疲れた。」などと言ってはいられないのです。世界に冠たる企業であっても、一つの意思決定のミスで、企業を危うくしてしまうことすらあるのですから。
 また、替わりの人材もいます。

 しかし、中小企業ではそうはいきません。替わりがいないのです。

 それは、あの世間を騒がせた老舗料理店の例を見てもわかるとおりです。

 ですから、社長さんには頑張って頂くしかないのです。短距離の全力疾走ではなく、マイペースのマラソンで良いのです。走るのはしんどいです。たまには歩くことがあっても良い。給水しながら、休みながら走れば良いのです。

 社長様には話し相手が必要です。ご自分の理解者、応援団を持っていると、励みになります。従業員や、特に取引先には泣き言は言えませんが、そういう関係者以外に弱音を吐ける相手は必要です。

他人に話すことで、話しながらご自分の考えに整理がついていきます。
マラソンは応援団に囲まれて走りましょう。


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今年も元氣で! 元氣が一番!
2008年1月

単純に年齢ではないですね

 同じ年齢であっても、歳を重ねてくると、だんだんと見た目も、精神年齢も、実年齢との差が広がってくる気がします。一まわり以上若く見える方も結構いらっしゃいます。 

 先日、新しくお客様になっていただいたご婦人は、69歳でいらっしゃいますが、一族でお持ちになっておられるマンションやアパート、駐車場、貸宅地などの不動産を、1時間近くにわたって歩いて案内していただいたのに、全く疲れた様子を見せず、私を駅近くまで送って下さると、軽やかにスキップするかのように帰って行かれました。

 その後ろ姿を見送りながら、その方のお母様が100歳の今も元氣でいらっしゃることが得心できる気がしました。


ワクワクすること!

“ワクワクすること”ありますか?
 ワクワクできるということは、若い証拠!
 感動すること、感激すること、ウキウキ、ワクワク、・・・・
 それが、心身を活性化させるのだと思います。

 “病は氣から”と言いますが、この言葉に頷かれる方は多いのではないでしょうか。

 もし、ご自分がワクワクできなくなっていると思われたら、
 「ちょっとマンネリに陥っているな。」と思って、何か新しいことを始めることを考えて見ては如何でしょうか。

 やりたいことが浮かんできて、
「明日、会社に行って従業員の顔を見るのが楽しみ。」
と感じられたら、心はウキウキ、ハッピィで、「社長って良いな。」と感じられることと思います。


お役に立てた喜び

 お客様が自社の商品やサービスを購入してくださる。

 これは嬉しいことです。

 でも、もっと嬉しいのは、その商品を買ってくださったお客様が、その商品を購入したことについて、とても満足され喜んでくださっている、その姿を見ることです。お役に立てた喜び、評価していただけた喜び、それがお金を頂戴した上にいただけるのですから、本当に有難いことです。

“商売は笑売”とも言うそうで、私たちが笑顔でお客様に接することはもちろんですが、お客様が自社の商品を買って、使って、サービスを受け入れて下さって、お客様の笑顔が拝見できることが商売の喜び、元氣の源だと思います。


人が好き!

 「人間は好きですか?」

 最近、「私って、人間が大好き!」と感じている自分を発見しました。

 数年前まで、「私は、どうも人間が苦手で・・・、人間関係が絡むと、つい逃げ腰になってしまう・・・。」と思っていました。物心ついてからずっと、そう思い続けてきたのです。

 もっとも、私がそう言うと、周りの人からは、「冗談でしょう。」と一笑にふされてしまうのではありましたが・・・。

 数年前に、突然あることをきっかけにして、「私の人間関係苦手意識はどうも勘違いだったらしい。その程度のことは誰しも感じていること。」ということが分かったのです。

 人間関係に対する苦手意識が払拭されてからは、どんどんと人間が好きになり、なんと最近は“まだ見ぬ未来のお客様”が私を待っていてくださるという想いがするのです。

 人間って面白いですね。

 自分に対する思いこみ(自分で自分に貼り付けたレッテル)を、替えるだけで、これほど気持ちや行動が変わるのですから。

 社長さんは如何ですか?


 「みんな頑張っている!」
 「みんなえらい!」 
 「やる気のない人はいない!」
 「みんな認められたい!」

 これが、私の口癖です。

 社員さんは頑張っているのです。

 ただ、その彼らなりの頑張りが、上司や社長に理解されていないか、空回りしているか、自分の良さを発揮する場が与えられていないか、なのだと思うのです。

 褒められて気を悪くする人はいません。
 逆に叱責されてばかりいたら、やる気をなくしていまいます。社員教育は“担雪埋井!”。
 やり続けるしかありません。


機を逃さずに!

 社員が元氣で、会社も活気があれば、社長も元氣でいられるというものです。
 人の気分は簡単に変わります。

 何かのきっかけで、急に会社や仕事に対する情熱が失せてしまうこともあります。その原因が会社の側にあることも、社員の個人的な事情によることもあります。

 いつもと様子が違っていたら、どうも元氣がないように見えたら、黙って様子を見ていないで、声を掛けてその理由を確認し対応しなければなりません。
 「何かおかしい。」と思いながらも、ただずっとその社員の様子を見ているだけ、という対応は避けた方がよいと思います。
 待っていても、結論は2つしかありません。
 1.自分で問題を解決するか
 2.会社を辞めるか

 自分一人で考えていても、だいたいあまりよい結果にはならないものです。自分の中で煮詰まってしまって、どんどんと悲観的な考え、マイナス思考になってしまうのがおちです。

 人間はほんのちょっと、別な視点から見てみると、打開策が見えてきたりするものです。その別の視点は、他の人の意見を聞くことなのですが、社員はそう簡単に社長や上司に相談することができないのです。だから、上司(社長)から話しかける必要があるのです。 

 しかし、「何かあったのか?」と上司が聞いたとしても、社員さんは、
「別に何もありません。」
と答えるだろうと思います。

 しかし、それで、納得してはいけません。余程その上司を信用しているか、もしくは、すでに内心で退職を決めているかというのでもない限り、上司にはなかなか本心は言わないものです。
 だから、いろいろと具体的な質問をして、本心を聞き出す必要があるのです。

 聞かれる側の社員にしても、本当は聞いて欲しいのだけれど、自分からは言い出しにくい。上司が本気で聞いてくれようとしているのかが分からない。だから不用意には答えられないのです。それに、質問をされるうちに、本人自身が気付いていなかった自分に気づくということもあります。

 「機を逃さずに、真剣に聞く。」これが大切なのです。


なりたい姿をイメージする

 脳は現実とイメージを区別できないのだと聞いたことがあります。だから、なりたい自分や、欲しいものを強くイメージしていると、それになるように行動するというのです。

  “家が欲しい”のであれば、欲しい家の写真を居間に飾っていつも見ているという具合です。人間は、言葉から映像をイメージすることができます。だから、暗い言葉ばかり使っていると、その人の脳の中は、その暗いイメージで充満し、ますます暗い状況に落ち込んで行ってしまいます。

 「××はしないように。」とか「××はいやだ。」と思うと、その“××”のことばかりが気になってしまいます。ゴルフで「あの池に入れないように!」と思ってスイングすると、なぜか皆が次々と池にボールを入れてしまいますよね。

 「○○したい!」「○○になりたい!」という言葉の使い方をして、
なりたい自分、好ましい状況をイメージすること、これが成功の“秘訣”なのです。

 今年は、これで夢の実現に大きく前進しませんか。



詳細は こちらから小出絹恵税理士事務所にお尋ねください。

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