会社の終活 ハッピーリタイアメントとは
「終活」というと、ふつうは個人のことをいうと思います。
でも、会社にも人間と同じように、終活が必要だと私は考えています。
社長とともに長い人生を歩んできた会社です。
それは、当然、いろいろありますよ。
いろいろと考えた末に、
「解散しよう!」と決断したとしても、
今度は、
「いったい何から手を付けたらよいのかわからない」
と、また悩まれることになります。
「会社の解散」には、人間関係だけではなく、
税金という問題も必ず一緒についてきます。
顧問税理士に相談したのだけれど、
どうも、要領をえない。
「このまま、ずるずるとただ時が経っていってしまいそうで・・・」
長い間、お一人で悩んでいらしたのですね。
どうぞ、私にご相談ください。
きっと、道が開けると思います。
会社を解散するにも、登記が必要です。きちんと会社を無くすためには、2 回も登記をする必要があります。登記だけではありません。税務署への決算申告も、2回する必要があります。結構面倒ですよね。
清算手続き
清算手続きというのは、
会社にある資産や負債について、買掛金や未払金などの払うべきものは払い、売掛金や未収入金など回収するものは回収して、お金になるものは売却し、ならないものは処分して、残った財産(残余財産)を株主に分配する作業です。
清算業務が終わると2回目の「清算結了の登記」を行います。
税務署への申告も、
解散時と残余財産確定時の2回、決算税務申告を行う必要があります。
会社の解散で、えっ! 税金が出るの?
「会社を清算したい」と尋ねて見えた社長さん
とにかく、登記も申告も2回ずつやればいいのだな。
わかったから、やってくれ
社長、ちょっと待ってください!
まずは、会社の決算書を見せていただけませんか
何で決算書が必要なのだ
決算書をしっかりと確認してから進めないと、思いもかけない税金を支払うことになるかもしれないからです
会社を解散するのに、税金がかかるのか?!
そうなのです。何の準備もしないで、不用意に解散の登記をしてしまうと、後々、思わぬ税負担が発生することがあるのです。
次にその例を記しますので、頭の片隅に留め置いてください。
お役に立つことがあるかもしれません。